日本の学校制度からカナダの入学審査へ

日本の一般的な学校教育は、小学校6年間、中学校3年間、高等学校3年間で構成されています。これらの教育段階では、学年は通常4月から翌年3月までです。カナダの入学時期に合わせて準備する際は、最終成績がいつ発行されるかを確認し、各教育機関にどのような仮書類を受け付けるか問い合わせてください。

日本の学歴がカナダ全土で通用する自動的な同等資格として認められると考えてはいけません。次の2例から、要件の示され方が異なることが分かります。

教育機関 日本の学歴に関する案内 留意点
McGill University 高等学校の修了証明書である高等学校卒業証明書が、審査対象となる資格の一つとして記載されています。 資格の記載は、入学許可や全国共通の同等資格を保証するものではありません。
Université Laval 学士課程について、日本の項目では大学進学前の12年間の就学と、高等教育機関での1年間の学修が示されています。 要件を満たさない場合、準備課程が必要となることがあります。この可能性は定員制ではないプログラムに該当します。

これは教育機関ごとの比較であり、ランキングでもカナダ共通の単一基準でもありません。検討している各プログラムについて、必要な学歴、追加で必要となる可能性のある学修、その他の入学条件を確認してください。

書類と翻訳:2つの提出先を想定して準備する

大学と移民当局は、それぞれ別の申請書類を審査します。まずカナダの教育機関に、どの成績証明書や就学証明書が必要か、いつ提出するか、どのような形式で提出するかを問い合わせてください。最終学位・卒業証書がまだ発行されていない場合は、どのような仮書類が使えるか確認しましょう。

たとえばMcGillでは、成績証明書に記載がない場合、成績評価基準の提出が求められます。フランス語または英語以外の成績証明書には、認証翻訳を添付する必要があります。これはMcGill独自の案内です。出願する各大学の指示を確認してください。

カナダ国外から就学許可を申請する場合、カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)のガイドでは、フランス語または英語以外で作成された書類に、フランス語または英語の翻訳を付けるよう求めています。カナダで認定された翻訳者が翻訳を行わない場合、要件を満たす宣誓供述書が必要です。申請者本人とその家族は、自分たちの書類を翻訳できません。

したがって、入学審査用に作成した翻訳が、移民手続きのすべての要件を満たすとは限りません。翻訳を依頼する前に、両方の提出先の指示と、自分の状況に適用される書類一覧を比較してください。

フランス語または英語の能力証明は何を準備する?

試験を選ぶのは、大学とプログラムを選んだ後です。受け入れられる証明、スコア、結果の有効期間は、それぞれ異なる場合があります。日本で試験を予約する前に、受験形式、試験の各技能、認められる結果の有効期間を確認してください。

学士課程について、たとえばThe University of British Columbiaは、IELTS Academicで6.5以上、各技能のスコアが6.0未満でないことを最低要件として示しています。2027/2028年冬学期については、結果が2025年1月1日以降のものでなければなりません。同大学は、英語能力を証明する他の方法も認めています。この基準は一つの大学の例であり、基準を満たしても入学が保証されるわけではありません。

Université Lavalでは、フランス語圏以外の教育課程を修了した人に、状況に応じてTCFの受験を求める場合があります。筆記表現を含む、2年以内に取得したDELFまたはTEFの結果も認められることがあります。必要なレベルは、特にプログラムによって異なります。そのため、日本で学んだ人全員に特定の試験が自動的に義務付けられているとも、他の大学で認められた結果がLavalでも必ず認められるとも考えないでください。

入学許可、証明書、就学許可

6か月を超える就学には、例外もありますが、通常は就学許可が必要です。申請には、指定教育機関からの入学許可書と資金証明などが必要です。入学許可とIRCCの決定は、別々の段階です。

通常、州または準州の証明書(attestation letter)が必要です。2026年1月1日以降、公立の指定教育機関で学ぶ一部の学位取得型修士・博士課程は、この証明書が免除されています。免除の適用を受ける人は、求められる証明書類を提出しなければなりません。ケベック州では、就学に関する一時滞在の選考手続きと、ケベック州受入証明書の要件も確認してください。連邦政府の証明書が免除されても、ケベック州での手続きが自動的に不要になるわけではありません。

国籍と居住地は、それぞれ異なる事項に関係します。航空機で渡航する場合、日本のパスポート保持者は通常、訪問者ビザではなく電子渡航認証(eTA)の対象となります。eTAは就学許可とは別のものです。別のパスポートを所持して日本に居住している場合は、渡航書類と移動手段に応じた入国要件を確認してください。

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東京または大阪での生体認証:どの期限を確認する?

特定のパスポートに適用される訪問者ビザ免除は、就学許可申請時の生体認証まで自動的に免除するものではありません。IRCCには免除規定があります。生体認証が常に必要、または決して必要ないと決めつけず、自分の状況に適用される規則を確認してください。

指紋と顔写真の提出を求められた場合、IRCCは東京と大阪の申請センターを案内しています。予約が必要です。IRCCは、生体認証の指示書を受け取ってから30日以内にデータを提出するよう案内しています。指示書に記載された案内に従ってください。

この30日はデータの提出に関する期限であり、就学許可の審査結果が出るまでの期間ではありません。申請の処理期間については、申請の種類と提出場所を選択して、IRCCの最新のツールを確認してください。表示される期間は目安であり、上限でも保証でもありません。

そのため、スケジュールには、入学審査、翻訳、必要に応じた証明書、生体認証、就学許可の審査を別々の段階として組み込んでください。何週間という固定の期間をもって、入学時期までに決定が出ると保証することはできません。

資金証明:ケベック州とその他の州

証明すべき金額は、特に就学先、家族の人数、申請日によって異なります。以下の目安は単身者を対象としており、相互に置き換えることはできません。

適用される制度と日付 単身者の年間金額 別途必要な費用
ケベック州以外、2026年9月1日以降に提出する申請 生活費として23,448 CAD 授業料および交通費
ケベック州、2026年1月1日以降に提出する申請 必要最低限の費用として24,617 CAD 特に授業料および国際交通費

費用の区分は、まったく同じ項目を対象としているわけではありません。ケベック州では、必要最低限の費用に、特に住居の整備費や医療・入院保険が含まれます。二重計上を避けるため、この範囲を考慮してください。申請時点で有効な基準を確認しましょう。将来の申請でもこれらの金額が変わらないと考えてはいけません。

IRCCは、最初の1年分の資金を証明するよう求めています。また、プログラムが1年を超える場合は、カナダで働くことを当てにせず、全期間の学費・生活費をどのように賄うか説明する必要があります。証明書類の例には、6か月分の銀行取引明細書や収入源を説明する書類があります。この一覧はすべてを網羅するものではありません。奨学金、ローン、家族からの支援には、それぞれに応じた証明書類が必要です。資金要件を満たしても、承認が保証されるわけではありません。

連邦政府の申請手数料は、生活費の予算とは別です。2026年11月5日時点で、IRCCが示す手数料は就学許可が150 CAD、個人の生体認証が85 CADです(生体認証が必要な場合)。翻訳費や必要に応じた語学試験など、その他の関連費用も見込んでください。

JASSO奨学金:早めに確認したいスケジュール

日本学生支援機構(JASSO)は、海外で学位取得を目指す人向けの支援制度を公表しています。日本に居住している人なら誰でも自動的に利用できる制度ではありません。

学士課程向けの2027年度募集要項では、特に日本国籍を有する人と、日本で永住を許可されている人が対象として示されていますが、ほかにも条件があります。日本に居住しているだけでは、応募資格を満たすことにはなりません。また、この募集は2027年度予算の成立を条件としています。

この募集は、2027年4月から2028年3月までに開始する留学を対象としています。通常の応募方法では、登録の締切は日本時間の2026年9月24日13時、書類提出の締切は日本時間の2026年10月1日13時でした。確認日現在、これらの期限は過ぎています。JASSOは、都道府県推薦による別の応募方法も案内しています。

大学院学位取得型の2027年度募集では、書類提出の締切は日本時間の2026年10月8日13時でした。原則として日本の大学を通じて応募しますが、一定の場合には個人で応募する方法もあります。次回以降の募集については、個別の要件と期限を確認してください。同じ内容とは限りません。

大学とプログラム:比較の進め方

StudyCanadaの次の3つの大学紹介ページを出発点として利用できます。これらは特定のプログラムの募集状況や現在の要件を示すものではありません。出願準備の前に、大学の公式情報を確認してください。

  • McGill University:公式情報から、日本の高等学校卒業証明書の取り扱いや成績証明書に関する指示などを確認できます。
  • Université Laval:日本の項目で、学士課程の学業要件や準備課程の可能性を比較できます。
  • The University of British Columbia:英語能力に関する公式情報から、確認すべき最低基準と結果の有効期間の例を見ることができます。

候補を比較するには、各プログラムについて次の5項目をまとめた表を作成してください。必要な学位・学修歴、前提条件、語学と認められる証明、書類と期限、資金です。そのうえで、日本の成績証明書がいつ入手できるか、奨学金のスケジュールと照らし合わせてください。

実務上は、まず学業面と語学面での出願資格を確認し、その後、出願準備を進めます。入学許可を受けたら、必要な証明書と移民関係書類を確認し、資金証明を集めて、目安となる処理期間を確認してください。学歴の認定、入学許可、就学許可は、それぞれ別の判断です。