まず、どこに住みたいかを考える

要件を比較する前に、実際にどこに定住したいかを考えてください。留学した場所によって移民のルートが必ず決まるわけではありません。たとえば、ケベック州で得た職歴は、要件を満たせばカナダ経験クラスの対象となる場合がありますが、このルートではケベック州外に住む意思が必要です。

希望する計画 検討するルート 覚えておくべき違い
適格なカナダでの職歴をもとにケベック州外に住む エクスプレス・エントリーのカナダ経験クラス 資格があっても招待が保証されるわけではありません
参加州または準州に住む 州推薦移民プログラム 要件と手続きは選択するストリームによって異なります
熟練労働者としてケベック州に住む 熟練労働者選考プログラム。PEQの状況も確認 ケベック州の選考が連邦政府の決定に先行します
適格な雇用オファーを得て大西洋岸カナダに住む 大西洋岸カナダ移民プログラム 特に、指定雇用主からのオファーが必要です

この表は調査の方向性を示すものであり、各ルートの順位付けや資格判定を行うものではありません。それぞれについて、4つの問いを分けて考えてください。一時的に働くことはできますか? 資格要件を満たしていますか? 選考されますか? 永住権の申請は承認されますか?

卒業後就労許可:一時的な移行期間

卒業後就労許可(PGWP)により、一部の卒業生はカナダで就労経験を積める場合があります。これは一時的な許可であり、永住権とは別のものです。対象となる教育機関に在籍していたとしても、許可が必ず得られるわけではありません。履修したプログラムと個人の状況も確認する必要があります。

通常、ほかの適用条件を満たしたうえで、修了確認から180日以内に申請する必要があります。この期限だけで在留資格が延長されるわけではありません。許可期間は一律ではありません。3年間の許可が自動的に出ると想定せず、自身の履修歴に適用される規則を確認してください。

まだ進学先を検討している場合は、2つの問いを分けて考えてください。自身の状況に適用される規則上、その課程はPGWPの対象ですか? その後に得られる可能性のある職歴は、検討中の移民ルートの要件を満たしますか? 1つ目の問いへの答えが「はい」でも、2つ目の問いが解決するわけではありません。

エクスプレス・エントリー:資格要件から招待まで

エクスプレス・エントリーは、カナダ経験クラス、連邦熟練労働者プログラム、連邦技能職プログラムという3つの連邦プログラムを管理する制度です。留学生の卒業生だけを対象にしたものではありません。

資格を満たす人はプロフィールを作成し、候補者プールに登録できます。プロフィールは総合ランキングシステム(CRS)に基づいて順位付けされます。その後、永住権を申請するには招待を受ける必要があります。候補者プールへの登録は、招待や承認を保証するものではありません。

特定のカテゴリーを対象とする招待ラウンドもあります。フランス語能力カテゴリーでは、エクスプレス・エントリーのいずれかのプログラムの資格を満たし、ラウンドの指示に従うことに加え、4つの言語技能それぞれでNCLC 7に達する必要があります。このレベルを満たしても招待が保証されるわけではありません。

日付に関する注意: 2026年11月3日から、IRCCはCRSの計算方法と雇用オファーの評価方法を変更します。すでにスコアを推定している場合は、現在有効な指示に従って再確認してください。確認したページによると、プロフィールの再計算には最長2週間かかる場合があり、その間は招待ラウンドが一時停止されます。ただし、そのページだけではラウンド再開日を確認できません。

カナダ経験クラスでは、どの職歴が対象になる?

カナダ経験クラス(CEC)では、申請前3年間に、適格なカナダでの就労経験が少なくとも1年間、すなわち1,560時間必要となるなどの要件があります。職歴はTEER 0~3の職業カテゴリーに該当し、報酬を受けており、就労許可を得た状態で取得したものでなければなりません。実際の職務内容は、該当する職業分類に一致している必要があります。

フルタイムで就学中に行った仕事は、この最低要件の対象になりません。そのため、職業上の経歴として価値のある経験でも、移民要件を満たさない場合があります。1年間の職歴だけでは不十分であり、CECの語学要件やその他の条件も確認してください。

状況を整理するため、仕事ごとに勤務期間、時間数、報酬、職務内容、保有していた就労許可を記録してください。そのうえで、職名だけで職業分類が決まると考えず、IRCCの指示と各項目を照合してください。

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州のプログラムと大西洋岸カナダ

州推薦移民プログラム(PNP)には、エクスプレス・エントリーと連携する手続きと、連携しない手続きがあります。参加する州・準州が、それぞれのストリームの要件を定めています。エクスプレス・エントリーと連携するルートでは、州の条件と、対象となる連邦プログラムの条件の両方を満たす必要があります。

エクスプレス・エントリーに連携した推薦を受けると、CRSに600点が加算されます。ただし、連邦政府による永住権の決定に代わるものではありません。ストリームを当てにする前に、該当する州または準州が申請を受け付けているか、また自身のプロフィールにどの要件が適用されるかを確認してください。

大西洋岸カナダ移民プログラムも、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州、またはプリンス・エドワード島州での計画に使えるルートです。特に、指定雇用主からの雇用オファーが必要です。

地域の留学生卒業生の一部は、職歴要件が免除される場合があります。ただし、この免除には教育や居住に関する要件などの条件があり、プログラムのその他の要件までなくなるわけではありません。したがって、地域内で取得した学位だけでは資格を満たすことになりません。

ケベック州:PSTQ、PEQ、連邦政府の決定

熟練労働者としてケベック州に定住したい人は、熟練労働者選考プログラム(PSTQ)において、まずArrimaで関心表明を提出します。プロフィールが順位付けされ、永住者選考の申請招待を受ける場合があります。したがって、関心表明そのものは選考申請ではありません。

ケベック経験プログラム(PEQ)については、特に注意が必要です。2026年11月7日に確認した公式情報によると、2026年7月2日に開始した受付期間は、2026年10月31日をもって終了しました。ケベック州は、新たな受付期間について決定していないとしています。再開するだろうという想定に基づいて計画を立てないでください。

熟練労働者のケベック州ルートでは、ケベック選考証明書(CSQ)を取得した後、連邦政府に永住権を申請します。ケベック州が選考し、その後カナダ政府が永住権の審査を行います。CSQだけで永住権が付与されるわけではありません。

別々に管理する2つの期限:一時的な在留資格と永住権

永住を目指す計画が進んでも、カナダに滞在または就労する権利が自動的に確保されるわけではありません。特に、エクスプレス・エントリーの候補者プールにプロフィールを登録しても、就労許可は延長されません。

永住権申請をすでに提出した一部の人は、ブリッジング・オープン・ワークパーミットを取得できる場合があります。エクスプレス・エントリーのルートについて、IRCCは、完全な申請書が完全性審査を通過していること、受領確認書が必要であること、在留資格に関する条件が適用されることなどを示しています。候補者プールへの登録だけでは不十分です。

手続きを計画する際は、次の2つの期限を別々に管理してください。

確認する項目 自分に問いかけること
一時的な在留資格 書類の有効期限はいつですか? 自分の状況に関係する手続きは何ですか?
資格要件 自分の職歴と希望する居住地に合うプログラムはどれですか?
選考 プロフィール、関心表明、招待、申請のどの段階ですか?
書類 この段階でどの書類が、どの機関から求められていますか?

ルートや段階によって、パスポート、語学試験の結果、学歴や職歴を証明する書類などが必要になる場合があります。必要書類の一覧はさまざまであり、すべての人にすべての書類が求められると想定しないでください。次の期限も記録し、自分の手続きに該当する指示を保管してください。

大学:どのようなサポートを利用できる?

教育機関によって、利用できるサポートは異なります。これらのサポートは公式要件に代わるものではなく、移民手続きの結果を保証するものでもありません。

  • Université Lavalでは、移民関連書類についての相談などを受けられます。このサービスは申請者の代理をしたり、本人に代わって申請を提出したりするものではありません。卒業生が利用できるのは、卒業後12か月間に限られます。
  • The University of British ColumbiaのOkanaganキャンパスでは、永住権取得への道筋に関するワークショップや相談を含むStudy and Stayを提供しています。専門家との個別相談を受ける前に、ワークショップへの参加が必要です。このサービスは、すべてのキャンパスで利用できるとは限りません。

予約の前に、利用資格と利用方法を確認してください。これらの教育機関の紹介情報は、特定の学習プログラムがPGWPや永住権の対象になることを示すものではありません。

判断する際は、実際の計画に立ち返ってください。希望する居住地、対象となる職歴、一時的な在留資格、そして次の選考段階を確認しましょう。個別の状況について分析が必要な場合は、移民に関する助言を行う権限のある専門家に相談してください。